歯周病チェック
- 歯茎の色が赤い、もしくはどす黒い。
- 歯と歯のあいだの歯肉が丸く、腫れぼったい。
- 歯茎が、疲労時やストレスがかかっているときに腫れやすい。
- 歯と歯の間に食べ物が挟まりやすい。
- 歯が長く伸びてきた。
- 口臭が気になる。
- 歯みがき時などに歯肉から出血しやすい。
- 口の中がネバネバして気持ち悪い。
- 歯茎を押すと白い膿がにじみ出てくる。
- 歯がぐらぐらする。
歯周病とは?!
私たちのカラダの中には、常在菌と言われている菌など様々な菌がいます。
普段は自分の免疫力によってその菌の活動が抑えられていますがそのバランスが崩れると病気が発症します。お口の中にも少なからず細菌はおり、歯周病は歯周原菌が歯周ポケットの中で繁殖する事で起こります。
何が原因で歯周病になるの?!
歯磨きが正しく出来ていないと、次第に歯周ポケットの中に細菌のひそむ汚れがたまっていき、歯ぐきの内部で炎症を起こします。炎症がひどくなると、周りの組織が壊れていき歯が揺れて来たり、さらに進行すると歯が自然に抜けてしまいます。
歯周病になるとすぐに症状は出ますか?
歯磨きが正しく出来て進行すると歯を支えている骨が溶かされてしまう怖い病気です。日本人のほとんどが虫歯ではなく歯周病で歯を失っています。また歯周病は“静かに”進んで行く病気で初期の状態では症状に気づきずらく、症状が出たときはかなり進行している場合があります。今症状がない方でも定期的に問題ないか調べてもらう必要があります。
治療の流れ
1診査
現状がどうなっているか調べます。歯周ポケットの深さを測り、歯石の付着の有無や、 歯を支えている骨の状態を調べます。必要があればレントゲンを撮って詳しく調べます。
2説明
今の歯茎の状態、歯周病の進行具合を説明致します。イラストや画像を使って分かりやすくご説明致します。具体的な治療法や治療回数などお伝えします。
3処置・治療
歯石の除去、着色の除去を行っていきます。その際ブラッシングの仕方や歯石の付着部位を確認して頂きます。 今後同じように歯周病が進行しないように問題点をお伝えします。
4メンテナンス
歯石除去をすることがゴールではありません。歯周病は生活習慣病の一つなので 日頃のブラッシングの仕方や食生活、休息など様々な要因によって進行していきます。治療で良くなった歯茎を維持する為にも歯科医院での定期的なクリーニングが必要です。
治療法
1
歯石が付き、歯茎が腫れています
歯ブラシでは取ることはできない歯石が付着しています
2
歯茎の上に付着している見える部分の歯石を取り除きます
スケーラーと呼ばれる器具を使います
3
毎日の歯みがきをしっかり行い歯茎の改善を待ちます
4
歯茎の炎症が改善されているかどうかを検査します
健康に回復していれば歯周治療は終了です
まだ歯茎に炎症がみられる部分には、
次の歯周治療に進みます
5
歯茎の下にも歯石がついている部分があります
6
歯茎の下の歯石を取り除き、歯根の表面をなめらかに仕上げます
症状によって、麻酔をすることがあります
7
毎日の歯みがきをしっかり行い歯茎の改善を待ちます
炎症が治まると、歯ぐきが下がったように見えますが、
歯茎が引き締まり健康に回復した状態です
8
歯茎の炎症が改善されているかどうかを検査します
健康に回復していれば歯周治療は終了です
さらに歯茎の炎症がみられる部分には、歯周外科処置が必要となります